ギルドボ登場


ファーヴニル山脈の麓。出撃前の帝国軍の野営地。
そこに、手下を引き連れた一人の男が訪れた。
帝国歩兵の総指揮官、ギルドボその人である。

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「おうおう、随分と手こずってるじゃねえか。」

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「ギ、ギルドボ様・・・!」

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「まったく、俺の出番はもっと後だと思ってたのによ。
 お前らが不甲斐ないせいで早々に出番が来ちまったじゃねえか」

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「も、申し訳ありません!ですが・・・」

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「ですがもクソもあるか!だいたいテメエらは兵隊の扱いがなっちゃいねえ。
 ちょっと見てろ、俺が兵隊の扱い方ってモンを教えてやる」

ギルドボはそう言い何事かを背後の手下に伝えた。
暫くの後、出撃前の兵士たちを一箇所に集めると、野営地に設置された号令台の上に立つ。
突然の将軍の来訪に、兵士たちが何事かとざわめく中、雷のような大声が響いた。

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「おうテメエら!金に、食いモンに、女に、満足してやがるか!?
 少なくともここにはどれもねえ!金は当然、食えるのは野菜くずと固え干し肉くらいだ、居るのも男がほとんどだ!
 ここにゃあ食い扶持稼ぎで国から出てきたヤツもいるだろう!
 しかし国に帰ったところでテメエらにあるのは何だ?何もねえ!金も、食いモンも、女も、何もかもだ!
 だが帝国についた今は違う!テメエらは奪う側だ!テメエらが持っていないもの、あそこにはそれが全部ある!
 奪い尽くし、食い尽くし、犯し尽くせ!ここは戦場だ、それが全部許される場所だ!
 もう一度言うぜ、あの国の全てを奪い尽くせ!!!」

地を揺さぶるような大きな激が、兵士たちの間に波紋が広がっていく。
波紋はやがて大波となり、兵士たちの大歓声へと変わっていった。
それを背に号令台を降りたギルドボは隣に居た指揮官へ声をかける。

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「集団なんてのは簡単なもんだ。でっけえ声と都合の良いご褒美、それを受け取ることへの罪悪感さえ消してやりゃあコロっといっちまう。
 ついでにサクラ何人か紛れ込ませて盛り上げさせれば更に完璧だ。テメエも兵隊扱うんならよく覚えとけ」

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「は、はいっ!」

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「よし、ならもう行け。今度しくじったら承知しねえぞ?」

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「はっ!!」

敬礼をした後、立ち去る司令官を見送りもせず、ギルドボはニヤリと笑った。

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「まあ、ちいとばかし気分が昂ぶる薬も撒かせてもらったんだがな。
 これで戦争が終わっても中毒者続出、オレの懐は安泰ってわけよ。
 さて、それじゃあもう一稼ぎさせてもらうぜ。クックック」



  • 最終更新:2011-06-17 22:34:55

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